バイクを動かすことだけなら簡単だけど、交通ルールを守って、思いやりのあるマナーのよい運転をすることが大切なんだブー。よい運転とは、「見る」、「判断する」、「実行する」の3つから成り立っているんだブー。
運転は、まず前後左右の交通の状況を見ることから始まります。見ることによって、運転上必要な情報をあつめるのです。
得た情報にもとづき予測し判断しなければなりません。たとえば、前方に自転車か子供がいたとすれば、子供はどのように動くかを予測し、その場合バイクはどのように行動(スピードを落とす必要はあるか、止まる必要はないかなど)したらよいかを瞬間的に判断します。
判断して結論が出たら実行します。止まるべきだと判断したら、止まるための操作を実行します。
運転は、「見る」「判断する」「実行する」を正確に行うことが大切です。事故の大半は、「見る」という最も初歩的なことを怠ったり、あやまって判断することによって起きています。わき見運転や見ているがぼんやり見ているのでは、目をつぶって運転しているのと同じことです。判断のあやまりは、たとえば、「あの子達は立話をしているから動かないだろうと判断したが、しかし、実際はバイクに近よってきたため、事故になった…。」…というケースです。判断する場合に必ず「もしも」という状況を予測し、それに備えておくことが事故にあわないための、重要なポイントです。