どうすれば乗れる?いくらかかる?

バイクの免許を取るには?

ここでは、どの免許であればどの排気量のバイクを運転できるのか表示しています。

取得免許 排気量
401以上 126~400cc 51~125cc 50cc以下
MT免許 大型自動二輪 普通自動二輪 普通自動二輪(小型限定) 原付
AT免許 大型自動二輪(AT限定) 普通自動二輪(AT限定) 普通自動二輪(小型AT限定) なし

バイクの免許を取るには教習所へ行くのが手軽。免許を取るのに必要な時間は、現在どんな免許を持っているか、また、どの区分の免許をとりたいかによって異なります。
公安委員会指定の自動車教習所での最短時限数は下記サイトをご確認ください。

原付免許は、自動車教習所に通って何時間もの教習を受ける必要はありません。
都道府県の運転免許センターにて、学科試験と原付講習(3時間程)が行われ、講習修了者に対して免許の交付が行われます。
教習を受ける必要がなくても、学科試験に合格しなければ免許を取ることは出来ません。

費用はバイクの大きさで違います

バイクを買うとどうしてもかかる費用には、まずバイクの代金(当たり前ですが)、税金や必ず加入しなければならない自賠責保険の保険料といった「法定費用」、それからショップに支払う登録手数料(新車の場合)・名義変更手数料(中古車の場合)や納車費用などの「諸費用」があります。さらに万一の事故の時のために自分の意志で入る任意保険などの費用がかかります。ヘルメットやグローブも必需品です。
新しく免許を取得するなら、そのための費用も考えておかなければなりません。

法定費用にはバイク購入の際にかかる以下の税金と、必ず加入しなければならない保険の費用があります。

(1)税金

自動車重量税(国税)は、軽二輪自動車なら新車登録時の1回だけ、小型二輪自動車なら車検ごとにかかります。主に国と市町村の道路財源となります。
軽自動車税(地方税)は毎年、4月1日現在の所有者に対してかかります。市町村の一般財源となります。

令和3年(2021年)5月1日~
区分 排気量 自動車重量税 軽自動車税
小型二輪自動車 251cc以上 初度登録から13年未経過
1,900円 / 年
6,000円 / 年
初度登録から13年経過
2,300円 / 年
初度登録から18年経過
2,500円 / 年
軽二輪自動車 126cc以上 250cc以下 4,900円 / 取得時 3,600円 / 年
原動機付自転車 91cc以上 125cc以下 なし 2,400円 / 年
51cc以上 90cc以下 なし 2,000円 / 年
50cc以下 なし 2,000円 / 年

(2)自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)

交通事故による被害者を救済するための法律にもとづき、すべてのバイクに加入することが義務付けられている強制保険です。
加入は、損害保険会社だけでなく、最寄りの二輪車販売店でも加入することができます。
また、原動機付自転車(原付)や軽二輪車(軽二輪)については、郵便局、インターネットやコンビニでも加入することができます。

区分 保険料
12ヶ月 13ヶ月 24ヶ月 25ヶ月 36ヶ月 37ヶ月 48ヶ月 60ヶ月
小型二輪自動車 7,010円 7,150円 8,760円 8,910円 10,490円 10,630円 なし なし
軽二輪自動車 7,100円 なし 8,920円 なし 10,710円 なし 12,470円 14,200円
原動機付き自動車 6,910円 なし 8,560円 なし 10,170円 なし 11,760円 13,310円

※令和5年(2023年)4月1日に改定された保険料です。
※沖縄県や離島、一部地域では保険料がことなります。
※被害者の救済を目的とした社会保障的な性格を有する保険のため保険料に利潤は含まれておらず保険会社の利益は発生しないため、各保険会社で保険料の違いはありません。
補償内容は、交通事故などで他人を死亡・ケガをさせてしまった「人身事故」の場合で、相手への損害賠償に対して保険金が支払われます。

限度額
死亡 3,000万円
ケガ 120万円
後遺障害 程度に応じた等級によって 75万円~4,000万円

※平成23年(2011年)4月1日以降始期契約については、保険期間の満了する日の属する年ごとに、自賠責保険のステッカー(保険標章)が多色化されました。
これまでは、有効期間の最終年月を示す数字だけが変わるだけでしたが、有効年ごとに色が変わり自賠責に加入していない無保険車を識別しやすくなります。

自賠責保険に未加入で走行すると「無保険運行」という道路交通法違反となり、1年以下の懲役または50万円以下の罰金、免許停止などの処罰・処分の対象になります。
「人身事故」を起こしてしまった場合、莫大な損害賠償金を限度額まで自分で負担しなければなりません。
自賠責保険証を携帯せずに運転しているだけでも30万円以下の罰金が科せられます。

その他の補償を補うためには、各保険会社の自動車保険(任意保険)に加入する必要があります。
自動車保険にだけ加入していても、自賠責保険の補償限度額を超える分しか支払われません。

詳細は、各損害保険会社もしくは損害保険代理店へお問い合わせください。

バイクで道路を走るために必要な手続きと費用

諸費用は各役所への登録(名義変更)や届け出にかかるものと、納車作業にかかるものがあります。バイクで道路を走るために必要な手続きと費用には以下のようなものがあります。

小型二輪自動車 軽二輪自動車 原動機付自転車
251cc以上 126~250cc 91~125cc以下
登録・名義変更手数料
陸運局の新規検査後に車両番号の指定を受ける際の手数料など
登録・名義変更手数料
陸運局に届け出て車両番号の指定を受ける際のナンバープレート代など
登録・名義変更手数料
原付一種、原付二種については、運輸局への届け出等は必要ではなく、地方税法により、役所(市町村)へ地方税の納付申告を行い、標識の交付を受けることになっています。
登録代行手数料
登録や届け出をショップに代行してもらうとその手数料がかかります。
事前にショップの人に内容を確認してください。
納車費用
納車に際して、ショップへ出向くのではなく、自宅までバイクを運んでもらうよう依頼した際に発生します。
ショップによってはサービスするところもあるので、事前に確認してください。

購入計画は、費用だけでなくランニングコストも考慮して立てましょう

バイクの維持には、その他に、自賠責を補うためにできるだけ加入したい任意保険代もかかりますし、オイルやタイヤなど時間の経過や磨耗状況などによって定期的に交換する必要のある消耗パーツもあります。購入計画は、購入時の費用だけでなく購入後の維持管理費用も考慮して計画してください。

さあ、これでライダーへの第1歩を踏み出しやすくなったのではありませんか?
いつかどこかで風となったあなたとすれ違うのを楽しみにしています。

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