事業内容

環境整備事業

二輪車の使いやすい環境をつくる

既存ユーザーに乗り続けていただき、新規ユーザーに乗り始めていただくには、二輪車の利用・流通環境をさらに向上させていかなければなりません。
「バイクに乗ってよかった」と思っていただけるように多彩な取り組みを進めます。

利用環境改善

走りやすく、使いやすい環境をめざし、二輪車ユーザーの利便性を高めるべく、さまざまな施策を実行してきました。二輪車の駐車場整備促進を重点項目として、100万人以上のご署名をもとに行政・地方自治体への働きかけを行い、併せてウェブサイトで「全国バイク駐車場案内」を公開しています。また、二輪車ETCの促進活動、二輪車通行規制区間情報のご提供なども行っています。

全国バイク駐車場案内

駐車場をマナー良く利用することが、今後の駐車場整備促進には必要不可欠との認識で、2011年5月より全国バイク駐車場案内サイトを展開しています。以来、掲載場数1,807場・収容台数(時間貸・月極)58,981台(※2013年8月現在)にまで情報を拡大しています。携帯電話のGPS検索による最寄り駐車場の検索機能、ユーザーが駐車場設置をリクエストできる要望フォーム機能など、利便性の向上に努めています。

流通環境整備

ユーザーが、安心して二輪車(中古車を含む)の売買ができるように、販売店に一般社団法人 自動車公正取引協議会の「二輪自動車公正競争規約」の遵守を求め、本規約に準じた「二輪品質評価者(品質査定士) 制度」の普及を促進しています。二輪品質評価者の在籍する販売店には店頭ステッカーを掲げ、ユーザーが信頼できる販売店を選びやすくしています。また、各地で公取協会員店を対象とした二輪品質評価者講習会を実施しています。

公正な流通環境を守るしくみ

二輪自動車公正競争規約は、新車の場合には、販売価格・製造国名の表示、二重価格表示・不当表示の禁止、契約書・保証書の交付などを定め、また中古車の場合には、加えて、初年度登録年・走行距離・保証の有無・交換や修復歴の表示、下取車に対する「品質査定書」の発行などを義務付けています。
二輪品質評価者制度は二輪車業界において、中古二輪車を販売する際の品質を評価・査定する制度です。 会員販売店に、「二輪自動車公正競争規約」とその規約に義務付けられた、二輪品質評価者(品質査定士)制度を普及・推進することにより、健全かつ信頼しうる流通環境の整備に努めています。

安全防犯事業

人とバイクの安全を守る

ユーザーの安全と車両の安全(防犯)の確保は、二輪車業界全体の責務です。
安全運転を普及するためにユーザーの意識と技量の向上を図る各種活動を推進する一方、防犯については、ユーザー・販売店・関係機関をつなぐシステムで多面的な盗難抑止・防止を図っています。

安全運転の普及

安全で快適なバイクライフのために、さまざまな安全運転普及活動を行っています。たとえば、Basic Riding Lessonでは、安全運転の基礎知識に始まり、基本的な走行技術を学びます。また、関係省庁・地方自治体・交通安全協会などと連携して、二輪車安全運転推進運動をはじめイベントやキャンペーンを全国で展開しています。

運転免許取得の支援

ウェブサイトを活用して、二輪免許の取得方法等を案内するともに、原付試験の模擬問題にチャレンジする(通称「ゲンチャレ」)サイトにより、免許取得に役立つ情報を提供しています。
また、安全運転、関係法令、免許試験などに関する書籍の発行も行っています。

防犯への取り組み

二輪車防犯登録の促進

二輪車防犯登録への加入により、二輪車のデータが警察のコンピュータに登録され、登録ステッカーとユーザーカードの発行によって、盗難防止効果を発揮するとともに、不審車両の確認が迅速に行えるため、盗難車両の早期発見が可能になります。

二輪車盗難照会システムの運用

当協会が公安委員会から二輪車の盗難情報開示を受け、その情報に照らして販売店店頭に持ち込まれた車両が盗難車であるかどうかを即時に検索・判断できるシステムです。これにより、盗難二輪車の二次流通が防止され、中古車市場の安全性が向上します。また、盗難二輪車の早期被害回復につながります。

普及促進事業

乗っても観てもバイクは楽しい

二輪車でしか味わえない爽快感や躍動感をもっと多くの人に体験してほしい。
二輪車が地球環境や地域社会に役立つことも知ってほしい。
そうした願いにもとづいて、多彩なイベントや啓発活動を続けています。

バイクの楽しみ

二輪車の楽しさ、利便性・有用性などバイクライフの素晴らしさを、より多くの皆様にご理解いただくために、2000年に始まった「バイク月間」では、毎年7月から9月にかけて、ツーリング、ライディングスクール、交通安全パレードなど多数のイベントが開催されています。また、8月19日は「バイクの日」として、二輪車の交通安全啓発や有用性を訴求するイベントを展開しています。さらにウェブサイトを通じて、バイクの正しい乗り方、上手な買い方などを発信しています。

バイクの有用性・利便性の訴求

二輪車は省エネルギーで省スペースな乗り物であり、二輪車の積極的な利用は、効率的な都市交通に貢献し、地球環境の保全につながります。また、昨今の大規模地震の経験から、二輪車の機動性が見直されており、二輪車による救援活動を想定して、全国各地に「災害ボランティアバイクネットワーク」の構築を目指しています。こうした有用性や利便性の訴求を通して、二輪車の社会的存在価値を伝えています。

二輪車は経済的で地球環境にやさしい

日本の二輪車の保有台数は約1,200万台で、原付1種(50cc以下)と原付2種(50cc超~125cc以下)が全体の7割以上を占めています。これら小排気量車は、通勤・通学・買い物など日常生活で利用されており、燃費の良さと維持費の安さで支持されています。つまり、環境へのやさしさと優れた経済性が評価されているのです。また、東京都内での調査では、他の交通機関に比べて二輪車が最速であることが実証されています。占有する走行スペースや停車スペースが小さいことから、二輪車は道路空間に余裕をもたらし、渋滞緩和につながると期待されています。

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