2025.11.27
バイクに乗るなら、「この国・この免許で何が乗れるか」は基本。でも、国によって免許制度や排気量/出力の区分は千差万別。日本および海外(欧州、アジア、米国等)で「どの免許で何cc(あるいは何kW)のバイクに乗れるか」をまとめた一覧表付きで 分かりやすく紹介します。国内免許を持って海外ツーリングに行く人、海外免許から国内免許に切り替える人、いずれにも便利な “バイク免許の早見表”。
基本ルール — 日本の免許区分
| 免許の種類 | 排気量/出力 | 取得条件 |
|---|---|---|
| 原付免許 | ~50cc/0.6kW以下 | 16歳以上 |
普自二小型限定 /AT限定 | ~125cc/0.6〜1kW以下 | 16歳以上 |
普通自動二輪 /AT限定 | ~400cc/1.0〜20kW以下 | 16歳以上 |
大型自動二輪 /AT限定 | 20kW超 | 18歳以上 |
海外(主に欧州・アメリカ・タイ)の免許区分例
| 地域・制度 | 区分名 | 排気量/出力・制限 | 年齢制限・備考 |
|---|---|---|---|
| EU加盟国 | AM | ~50cc/最高速45km/h相当 | 16歳以上 |
| A1 | ~125㏄ /11kW以下(15馬力)以下 | 17歳以上 | |
| A2 | 制限なし /35kW(47.6馬力)以下 | 19歳以上 | |
| A | 制限なし/20kW超 | 24歳以上 または A2 免許で2年以上経験 | |
| アメリカ | M2 | 150cc以下 | 16歳以上 |
| M1 | 制限なし | 16歳以上 | |
| タイ | バイク二輪 | 制限なし (ASEAN加盟国で運転可) | 15歳以上 |
ざっくりとではありますが排気量による免許区分の日本、大きいバイクは定格出力による区分がなされているEU加盟国、対して緩やかな括りのアジア圏、アメリカ、といったところが見て取れます。
※どの国・地域の免許で、どの種類の車両を運転できるかといった詳細な条件については、警察等の関係機関にご確認ください。
●外国の運転免許をお持ちの方が、日本で運転する場合・日本の免許を取得する場合(警察庁)
●外国の運転免許を日本の運転免許に切り替えたい方(北海道警察)
●日本人が海外で運転する場合は、国際免許証が必要となり、各都道府県の運転免許センターや運転免許試験場、指定警察署で申請できます。ただし、都道府県によって取り扱いの有無や手続きが異なる場合があります。参考:海外で運転したい方(国外運転免許申請)北海道警察
●日本二普協 北海道ブロック