お知らせ
2017.10.6
平成28年の二輪車盗難認知は24,304件、被害回復件数は11,265件。
平成28年1月~12月末まで1年間の二輪車盗難認知及び被害回復状況は、盗難認知件数は24,304件で前年比11,182件減・31.5%減、被害回復件数は11,265件で被害回復率46.3%、という状況です。
また、検挙件数は3,690件で15.2%と低いものの前年よりも3.9%向上しています。検挙人員は2,246人で、その内少年が2,046人となっています。
盗難認知件数は、加速度的に減少しており、平成19 年の83,028に比べて 70.7%と減少しています。大きく減ってきてはいるものの、それでもまだ年間に2万4千台、1日平均66台を超えるバイクが盗まれていて、半分以上が見つかっていない状況です。
毎日のようにブログやSNSで大事な愛車が盗まれた方の情報を目にしますが、窃盗犯の手口もかなり巧妙なようです。
茨城県警察や愛知県警察では、自動車盗・車上ねらい・部品ねらい(自動車に対する犯罪に限る。)・その他自動車に関する犯罪(盗品等保管・譲受け、連続発生している車両に対する器物損壊等)の自動車関連犯罪について、被疑者の検挙に結びつく情報提供を呼び掛けるため、対象犯罪の被疑者検挙又は事件解決に寄与した情報提供者に対し、情報提供報奨金制度を行っています。
茨城県警察:http://www.pref.ibaraki.jp/kenkei/a01_safety/street/bounty_theft.html
愛知県警察:https://www.pref.aichi.jp/police/anzen/seian-s/20150918.html
情報提供お願いします。
自動車の盗難及び盗難自動車の不正輸出を防止するための総合的な対策については、自動車盗難等の防止に関する官民合同プロジェクトチームが設置されています。
http://www.car-tounan-boushi.jp/top.html
自動車の解体や保管をする施設「ヤード」。一部では盗難車を扱ったり、違法薬物の取引の場に使われたりして、犯罪の温床となっていることが指摘されており、周辺地域への悪影響が生じているヤードもあるということから、2016年4月1日全国で初めて千葉県が「ヤード条例」を施行しました。条例ではヤードで自動車の解体などを行う場合、届け出を義務化し、自動車や部品の取引記録を作成することを定めています。規定に従わない業者に是正命令を出すことが出来ることに加え、命令に違反した場合の罰則もあります。
https://www.pref.chiba.lg.jp/haishi/yard/
これに続き、茨城県でも2017年4月1日より「ヤード条例」が施行されています。届け出の義務化、警察官による施設への立ち入り検査も可能とし、違反者に対する罰則規定が設けられています。
https://www.pref.ibaraki.jp/kenkei/a01_safety/security/yardjorei.html
これにより自動車、二輪車の盗難被害が大きく減少することを期待します。不審と思われることがあれば警察へ通報してください。警察は皆様からの情報を頼りに、不法ヤード壊滅に向けて動いています。
自分が出来る日頃の防犯対策も欠かさず必ず行いましょう。
・絶対に路上に放置しない。 ・車両から離れる時は必ずハンドルロックしてキーを抜く。
・車両を保管する時は必ずカバーを掛ける。 ・キーの他に防犯性の高い補助ロックを使う。
・地面や建物と車体をつなぐ。 ・車両の保管には防犯性の高い場所、設備、環境を選ぶ。
日本二輪車普及安全協会では「グッドライダー・防犯登録」制度を運用し、盗難防止と盗難時の早期発見をめざしています。是非ご加入ください!
https://www.jmpsa.or.jp/entry/gbou.html
大切な愛車を守り、被害の拡大を防ぎましょう。
リンクの警察庁資料「平成28年の犯罪情勢」は、P59が「オートバイ盗」に関する内容になります。