自動二輪車及び原動機付自転車(以下「二輪車」という。)の盗難被害は年々減少傾向にありましたが、昨今その状況は変化し増加傾向に転じています。またその中で「エンジンキーを付けたまま」車両から離れ盗難被害に遭うケースが全体の3割を超えています。
二輪車盗難防止強化運動は、二輪車から離れる際にキーを抜くことを意識していただく「エンジンキーは抜きましたか?」を統一標語として掲げ、盗難被害増加に対する注意喚起を行い、同時に不運にも盗難被害に遭遇された場合の早期回復に繋がる二輪車防犯登録を推進する事を意図としています。
また、毎年10月11日から20日までの10日間の日程で実施される「全国地域安全運動」と連携して開催されます。
二輪車を利用する者に対し、ご自身でその財産を守る意識を持っていただき、盗難被害に遭遇しないよう注意を促すとともに、二輪車防犯登録の促進を図り、ユーザーが安心して乗車し楽しいバイクライフが過ごせることを目的とする。また、公益財団法人 全国防犯協会連合会の後援を得て、都道府県防犯協会、二輪メーカー、二輪販売店、その他関係各所にもこの運動の推進を広く呼びかけ、ひいては社会全体の防犯活動に繋がる社会貢献となる事を目的とする。
令和6年10月1日(火)~ 10月31日(木)までの31日間
一般社団法人 日本二輪車普及安全協会
公益財団法人 全国防犯協会連合会
期間中は、次の項目を重点的に推進する。
「駐車の際にはエンジンキーを抜くこと」を重点とした防犯の啓発
統一標語「エンジンキーは抜きましたか?」
二輪車盗難被害件数は令和3年7,569件から令和5年9,946件と増加傾向にある。また、過去5年間の二輪車盗難被害平均9,140件の内、エンジンキーが抜かれた状態が平均6,336件、エンジンキーが付いたままの状態が平均2,804件であり、キーを付けたままで被害に遭ったケースが3割を超えていることから、ユーザーには「駐車の際にはキーを抜くこと」を習慣付けるように啓蒙する。
各都道府県防犯協会及び関係機関、二輪販売店、当協会主催イベント会場、道の駅、その他ツーリングスポットなどに本運動のポスター・デジタルサイネージの掲出を依頼するとともに、同デザインのチラシの配布を行う。
当協会のホームページ、SNS、メールマガジンなど、幅広く展開する。
関係機関・団体と連携し、運動を推進する。
運動用のポスターやホームページの活用等のほか、各種イベント会場等における広報活動や広報媒体との連携など、積極的に推進する。