2024.7.25
閣議決定「生活道路」法定速度時速30キロに引き下げ決定 再来年9月から(NHKニュース)
いわゆる生活道路の法定速度を現行の60Km/hから30Km/hにすることを含む道路交通法の改正が閣議決定されました。対象の道路は、センターラインや中央分離帯がない道路で、道幅が5.5メートル未満の狭い道路などが目安となっています。標識などがない生活道路の多くが含まれる見通しで、この速度規制は、2026年9月から開始される予定です。
経緯としては、都市部や地方の小さなコミュニティなど、多くの場所で狭い道路、いわゆる生活道路が交通の主要な要素となっています。これらの道路での事故や危険を最小限に抑えるため、新たな規制案が提案されていました。住宅地などの生活道路では、特に歩行者や自転車の通行にとって危険な状況が生じることもあります。この問題に対処するため、警察庁は狭い道路の最高速度を30Km/hに制限する案を検討していました。
すでに「ゾーン30」といった、生活道路における歩行者や自転車の安全な通行を確保することを目的とした交通安全対策が実施されていますが、この新たな規制案は中央線や中央分離帯のない5.5m未満の国道・市町村道を対象にするものです。この規制の背景には、安全な交通環境の確保と共に、環境への配慮も含まれています。低速度での運転は、騒音や排気ガスの削減にもつながります。さらにこの規制は地域社会の安全性と共生を促進することで、交通事故のリスクを軽減することが期待されています。
●日本二普協 北海道ブロック