2024.4.28
4月28日、2024年度第1回目となる「二輪車安全運転講習会」が札幌運転免許試験場にて開催されました。去年より約1か月早い日程となり、これから本格化する北海道のバイクシーズンに向けて良いウォームアップとなったのではないでしょうか。
当日は、この時期としては暖かだったものの、手稲山から吹き下りる風はまだまだ冷たい、そんなコンディションでした。
今回は受付を済ませた後の受講者に、タイヤの空気圧を予測してもらいました。各々手で押したりなどタイヤを触り、250kPa、180kPa、100kPaの回答例の中から選択し、開講式の時に答え合わせを行います。一番多かった答えは180kPaでしたが、答えは100kPaと適正値より低めな状態。手で触って硬いから大丈夫、ではなく機器を用いて適切な空気圧管理をするよう注意が促されました。
準備運動を行い、その後はいつものようにケーススタディです。今回のテーマは進路変更の合図。合図は進路を変えようとする3秒前に出しますが、その3秒間を速度を変えて実演します。40Km/h、50Km/h、60Km/hと各々の速度で3秒間合図を出した後進路変更する様子を実際に目で見てみると思ったより短いと感じます。路上では1~2秒で進路変更してしまう場面も見受けられますが、やはり3秒間は合図を続けないと、周囲の車や一緒に走っているツーリング仲間に意思が伝わらないということが実感できました。
その後は5つのグループに分かれ、ウォーミングアップ走行を行い講習はスタート。 各クラスごとにブレーキングの練習や低速走行、スラロームなど課題に取り組みました。
●講習会の様子(フォトアルバム)>>> (写真の削除を希望する方はお手数ですが、メール m_kawahara@jmpsa.or.jp にご連絡ください)
●参加者の声(一部抜粋)
・今回は初級だったので、次は中級に挑戦したい。
・とても丁寧な指導に感謝致します。
・中級クラスの幅が広く、かなり上手な方も居て、勉強にはなりますが。その方と一緒だと少し走りずらい、中級の中、上があるとコースの周回練習はやり易いです。どうしてもスピードの違いがあるので。
・今回は、タイヤの空気圧判定とウインカー3秒で進む距離でしたが、毎回趣向を凝らした学習の機会を提供していただきありがとうございます。技術向上はもとより、こういった知識を身につけることが安全運転につながると思います。
・昨年の9月に免許を取得し、そこから一度も乗ってなかったので、このような講習はとてもありがたかったです。乗っているバイクの特徴(ブレーキの効き具合、タイヤが太いから小回りが効かない、パワーがあるなど)は、教習所やバイク屋さんでは教えてもらえないので、とてもタメになりました。手稲まで行く道は恐る恐る乗って行きましたが、帰り道は少し乗れていた気がしました。頑張ってバンクを意識してみようと思います。本当にありがとうございました。
・沢山の人が来ているが、個別に指導もしてくれるので、単なる一斉指導ではない丁寧な感じがする。
解ればわかった分、次の課題が出てくるので、複数回受講しても必ず実りがある。親身に教えていただいて大変ありがたい。
・もう少し詳しくバイク操作の技術的なことを知りたいと思います。例えば波状路の走行においての半クラとアクセルの使い方など、オフロードでの方向に役立つため。
・スラロームが出来ないので、また練習したいです。ギアの選択が合っていたか、よくわからなかった。
・スラロームでエンストしたので、低速でも安定して走れるように日頃から気をつけたい。Uターンが苦手ですが、目線を先の方にすると綺麗に曲がって行ったので、今日勉強になった事を意識して走行するようにしたいです。
・毎年、この講習を受けてバイク乗車のコツを思い出すことで1年間安全に乗ることができる
・申し込みの当選の合否が分かるのが5日前なので予定が組みにくい。また、試験場の都合なのですが部分的に路面が悪い。
・昨年初めて参加させていただき、今年も初級クラスを受講しました。今回は「セルフステア」を体感することができました。今まで怖くて腕が突っ張っていたことに気づきました。公道ではもちろん練習できないので、とてもありがたいです。
受講生の方々の雰囲気もよく、楽しく勉強できました。ありがとうございました。
・2輪講習会の参加して感じた事は、身体全体でバイクを運転したため普段使ってない筋肉痛でパンパンです。
・不得意な所を的確にアドバイスしてもらいました。わかりやすくアドバイスしてくれたので実践してみたら、出来たので、嬉しかったです。たくさんライダーが走ってる中でも一人一人見ていてくださり、すごく良い勉強になりました。
●日本二普協 北海道ブロック